株式会社シーザーズ

Cursor 使い方
マニュアル

パソコンが苦手な方でも、画面イメージ付きで順番どおりに進められます。
下のURLをコピーして、メール・LINE・Slack でそのまま送れます。

MacBook Mac iPad Windows URL共有
第1章

Cursor のダウンロードと初回設定

Cursor(カーソル)は、AI が付いた「プログラムを書くためのメモ帳」です。 Word で文章を書くように、ここでアプリの設計・修正ができます。

覚え方 Cursor = 「賢い Word + プログラム用フォルダ管理」

① 公式サイトからダウンロード

下のボタンから、MacBook・Mac デスクトップ・Windows PC 用の Cursor を入手します。iPad 向けは後述の「iPad で使う方法」を参照してください。

💻

MacBook / Mac

MacBook Air・Pro、iMac など。Apple Silicon(M1〜M4)・Intel 両対応。

Mac 版をダウンロード

macOS 12(Monterey)以降推奨

🪟

Windows PC

ノート PC・デスクトップ。Windows 10 / 11 対応。

Windows 版をダウンロード
📱

iPad(最新モデル)

このマニュアル閲覧・GitHub 確認・Supabase 管理。開発本体は Mac 連携。

iPad の使い方を見る
公式URL https://cursor.com/download
MacBook の場合は 「Download for macOS」Cursor.dmg が落ちます。Windows は 「Download for Windows」 です。

MacBook へのインストール手順

MacBook Air / Pro をお使いの方は、次の順番どおり進めてください(Intel Mac も同じ手順です)。

  1. Safari で cursor.com/download を開く
    Download for macOS をクリック。Apple Silicon(M1/M2/M3/M4)でも Intel でも同じファイルです。
  2. Cursor.dmg を開いてインストール
    ダウンロードフォルダの Cursor.dmg をダブルクリック → Cursor アイコンを アプリケーション フォルダへドラッグ → Launchpad または Dock から起動。
  3. 初回のみ「開発元を確認できません」と出た場合
    システム設定 → プライバシーとセキュリティ →「このまま開く」をクリック(MacBook 標準の安全確認です)。

iPad(最新 iPadOS)で使う方法

Cursor の本体アプリは Mac / Windows 専用です(2026年6月時点、公式 iPad 版はありません)。 ただし iPad でも、このマニュアル・GitHub・Supabase の確認は問題なく使えます。

📖

このマニュアル(Safari)

アプリのインストール不要。共有 URL を Safari に貼るだけ。

🐙

GitHub(App Store)

変更確認・Pull Request の承認。iPad 単体での本格開発は Mac 推奨。

GitHub を App Store で入手

iPadOS 17 以降・iPad Pro / Air / mini 対応

📂

Working Copy(任意・Git 操作)

iPad 上で Git リポジトリを触る場合。上級者向け。

Working Copy を App Store で入手
🗄

Supabase / Vercel(Safari)

データベース・デプロイ設定はブラウザで OK。アプリ不要。

Supabase を開く
おすすめの組み合わせ 本格的な開発は MacBook + Cursor。外出先では iPad + このマニュアル + GitHub アプリ で進捗確認・資料共有。
注意(iPad 向けサードパーティアプリ) App Store に「Cursor 連携」と名乗る非公式アプリがあります。公式(Anysphere)製ではないため、社内利用は MacBook 版 Cursor + この Web マニュアル を標準としてください。

Windows / Mac 共通:初回設定

  • ダウンロードしたファイルを開く
    MacBook:上記「MacBook へのインストール手順」を参照。Cursor.dmg → アプリケーションへドラッグ → 起動。
    Windows:ダウンロードフォルダの CursorSetup.exe をダブルクリック → 「次へ」「インストール」を押す → デスクトップまたはスタートメニューから Cursor を起動。
    iPad:Cursor 本体は Mac/Windows 専用。このマニュアル URL を Safari で開き、GitHub App でリポジトリを確認。開発作業は MacBook 連携を推奨。
  • アカウントを作成してログイン
    初回起動時に Google アカウントまたはメールアドレスで登録します。
    会社用メールで作っておくと、後からチームで共有しやすくなります。
  • フォルダを開く(プロジェクトを読み込む)
    メニューから 「File」→「Open Folder…」(Mac)または 「ファイル」→「フォルダーを開く」(Windows)を選び、作業したいフォルダを選びます。
  • 📺 画面イメージ:Cursor の基本レイアウト
    Cursorの画面構成
    Cursor — プロジェクト名
    📁 app
    📁 public
    📄 package.json
    📄 .env.local
    // 左:ファイル一覧
    // 中央:コード(プログラム)
    "hello"console.log("こんにちは");
    💬 AI チャット(右側または下)
    ここに日本語で指示を書きます。例:「ログイン画面を追加して」
    有料プランについて 無料でも使えますが、AI の利用回数に上限があります。本格的に開発する場合は Pro プラン(月 $20 前後)の検討をおすすめします。
    第2章

    Supabase(スパベース)の登録と接続

    Supabaseは、データを保存する「クラウド上の金庫(データベース)」です。 顧客名・売上・予約情報などを、インターネット経由で安全に保管できます。

    💡 覚え方 Supabase = 「Excel をクラウドで共有できる、もっと本格的な表」

    ① アカウント作成(ダウンロード不要・ブラウザでOK)

    1. GitHub アカウントでサインアップ(推奨)
      「Continue with GitHub」を押すと、GitHub と連携できます(第4章参照)。
      メールアドレスでも登録可能です。
    2. 新しいプロジェクトを作成
      ダッシュボードで 「New Project」 → プロジェクト名(例:caesar-reach-prod)→ リージョンは Tokyo(東京) を選ぶ → データベースのパスワードをメモ帳に控える。
    3. 接続情報(API キー)をコピー
      左メニュー 「Project Settings」→「API」 を開き、次の2つをコピーします。
      • Project URL(例:https://xxxxx.supabase.co
      • anon public キー(長い文字列)
    4. Cursor のプロジェクトに設定ファイルを作る
      プロジェクトのルート(一番上のフォルダ)に .env.local というファイルを作り、次のように書きます。
      # Supabase 接続設定(値は Supabase の画面からコピー) NEXT_PUBLIC_SUPABASE_URL=https://あなたのプロジェクト.supabase.co NEXT_PUBLIC_SUPABASE_ANON_KEY=ここにanonキーを貼り付け SUPABASE_SERVICE_ROLE_KEY=ここにservice_roleキー(サーバー専用・外部に出さない)
      Cursor の AI チャットに「Supabase の接続設定を .env.local に追加して」と伝えても自動で作ってもらえます。
    📺 画面イメージ:Supabase で新規プロジェクト作成
    supabase.com — New Project
    Organization
    My Company
    Project name
    caesar-reach-prod
    Region
    🇯🇵 Northeast Asia (Tokyo) ← 日本向けはここ
    Create new project
    📺 画面イメージ:Supabase の API 設定画面(キーをコピー)
    Supabase Dashboard — Project Settings → API
    Project URL
    https://abcdefgh.supabase.co 📋 コピー
    anon public
    eyJhbGciOiJIUzI1NiIs... 📋 コピー
    ⚠️ 絶対に守ること service_role キーは「マスターキー」です。Slack・メール・GitHub に公開しないでください。社内の .env.local だけに置きます。
    第3章

    Vercel でのデプロイと有料プランの理由

    Vercel(ヴァーセル)は、作ったアプリをインターネット上に「公開」するサービスです。 「デプロイ」=「世界中からアクセスできる状態にする」ことです。

    💡 覚え方 Vercel = 「完成したホームページを、24時間見られる場所に置く倉庫」

    基本の流れ

    1. Vercel に登録
      https://vercel.com/signup から GitHub アカウントでログイン。
    2. GitHub のリポジトリを連携
      「Add New Project」→ GitHub のリポジトリを選ぶ → 「Deploy」を押す。数分で URL が発行されます(例:https://caesarcopy-19.vercel.app)。
    3. 環境変数を Vercel に登録
      Vercel のプロジェクト → Settings → Environment Variables で、.env.local と同じ Supabase キーなどを登録します。これをしないと本番で動きません。
    📺 画面イメージ:Vercel でプロジェクトをデプロイ
    vercel.com — Import Project
    ① Add New… → Project
    🐙
    CaesarCopy-19
    GitHub リポジトリを選択
    Deploy
    ✅ Ready — https://caesarcopy-19.vercel.app
    ② Settings → Environment Variables → NEXT_PUBLIC_SUPABASE_URL などを追加

    有料プラン(Pro)を契約した方がいい理由

    項目無料(Hobby)有料(Pro)推奨理由
    商用利用 個人・趣味向け 会社のサービスを公開するなら Pro が必要
    チーム人数 1人 複数人で同じプロジェクトを管理できる
    独自ドメイン 制限あり www.御社名.jp のような本番 URL を使える
    アクセス速度・上限 低め 顧客が増えても安定。ビルド時間も短縮
    サポート コミュニティのみ 障害時の問い合わせが可能(本番運用に必須)
    プレビュー環境 基本のみ 変更を本番前に確認する URL が自動生成される
    目安 Pro プランは月 $20 前後(約3,000円)。サーバー代・運用担当1人分と比べると、圧倒的に安いことが多いです。
    第4章

    GitHub — ブランチ・コマンド・Cursor への日本語指示

    GitHub(ギットハブ)は、プログラムの「変更履歴を保存するクラウドの金庫」です。 コマンドを覚えなくても、Cursor チャットに「今のブランチでコミットしてプッシュして統合して」と日本語で頼めます。

    💡 覚え方 GitHub = 「Word の変更履歴機能を、クラウドで共有できる版」

    方法A:GitHub Desktop(初心者向け・おすすめ)

    黒い画面(ターミナル)を使わず、ボタンだけで操作できます。

    📺 画面イメージ:GitHub Desktop の基本操作(Commit → Push)
    GitHub Desktop操作手順
    GitHub Desktop
    左:変更ファイル
    ☑ page.tsx
    ☑ styles.css
    Summary(必須)
    顧客一覧ページを修正
    Commit to main
    Push origin ↑
    1. GitHub Desktop をインストール → ログイン
      GitHub アカウント(会社用メール推奨)でサインインします。
    2. 「Clone a repository」でプロジェクトを取得
      File → Clone repository → 会社のリポジトリを選ぶ → 保存場所(例:書類フォルダ)を決める。
    3. Cursor で同じフォルダを開く
      Cursor の File → Open Folder で、Clone したフォルダを選びます。
    4. 作業後 → Commit → Push
      変更が GitHub Desktop に表示されたら Summary を書いて Commit → Push origin。
    📺 画面イメージ:GitHub ウェブ上でリポジトリを確認
    github.com — リポジトリ
    CaesarCopy-19
    📁 app   📁 public   📄 package.json
    最新の Commit:「顧客一覧ページを修正」— 3分前

    ブランチ(branch)とは — 作業の「枝分かれ」

    ブランチは、本番(main)を壊さずに、別ラインで作業するための「枝」です。 例:ログイン機能だけを feature/login という枝で作り、完成したら本流に統合(マージ)します。

    💡 覚え方 main = 本番の幹  |  feature/○○ = 試作の枝  |  マージ = 枝を幹に合流させる

    今どのブランチにいるか確認する

    ターミナル(Cursor の Terminal → New Terminal)で次を入力します。

    📺 画面イメージ:git branch でブランチ一覧を確認
    Cursor — Terminal
    $ git branch
    * feature/sunforest-estimate
    main
    fix/login-error
    * が付いている行 = 今いるブランチ(今作業中の枝)
    $ git branch --show-current
    feature/sunforest-estimate
    → ブランチ名だけ1行で表示(覚えやすい)
    コマンド意味
    git branchローカルのブランチ一覧(* が現在地)
    git branch --show-current今いるブランチ名だけ表示
    git branch -aGitHub 上のブランチも含めて全部表示
    git statusブランチ名 + 変更ファイル + フォルダパスをまとめて確認

    ブランチの名前の付け方(社内ルール)

    名前がバラバラだと統合ミスが起きます。次の形式を使ってください。

    種類形式いつ使う?
    本番 main main 公開中の正本。直接いじらない
    新機能 feature/内容 feature/login-screen
    feature/caesar-reach-mail
    新しい画面・機能を作るとき
    バグ修正 fix/内容 fix/supabase-connection
    fix/typo-header
    動かないものを直すとき
    資料・ドキュメント docs/内容 docs/cursor-manual マニュアル・HTML 資料だけ直すとき
    顧客・案件別 feature/顧客名-内容 feature/sunforest-estimate
    feature/night-oz-phone
    案件ごとに分けたいとき
    ❌ 避ける名前 test new branch1 修正 だけ → 後から何の枝かわからなくなります。
    ✅ 英小文字+ハイフンがおすすめ(例:feature/add-payroll-page)。日本語も動きますが、トラブルが少ないのは英語です。
    # 新しい枝を作って、そこに移動する(よく使う) git checkout -b feature/login-screen # または(Git 2.23 以降・こちらがわかりやすい) git switch -c feature/login-screen

    方法C:Cursor チャットに日本語で頼む(コマンド不要)

    黒い画面のコマンドを覚えなくても大丈夫です。 Cursor の AI チャット(Cmd + L / Ctrl + L)に日本語でそのまま書けば、 今開いているフォルダ・今のブランチを見て操作してくれます。

    📺 画面イメージ:Cursor チャットで Git を日本語指示
    Cursor — AI Chat
    今開いているフォルダの git ブランチを確認して。
    今のブランチの変更をすべてコミットして、GitHub にプッシュして。
    コミットメッセージは「顧客一覧ページを修正」にして。
    そのあと main ブランチに統合(マージ)して、リモートにも反映して。
    git branch --show-current → feature/sunforest-estimate
    git add .git commitgit push
    git checkout maingit merge feature/sunforest-estimategit push

    そのままコピペして使える指示文(用途別)

    各例文のワンクリックコピー版 → Git プロンプト集

    📋 確認系 — 今どこにいる?何が変わった?
    今のフォルダ・ブランチを確認
    今 Cursor で開いているフォルダのパスと、git branch で今いるブランチ名を教えて。変更されているファイルも git status で一覧にして。
    リモート(GitHub)との差分
    今のブランチが GitHub(origin)と比べて、コミット済み・未プッシュの変更があるか確認して。
    📋 コミット&プッシュ — 保存して GitHub に送る
    基本(いちばんよく使う)
    今の git ブランチで、今開いているフォルダの変更をすべてコミットして GitHub にプッシュして。コミットメッセージは「(ここに日本語で内容)」にして。実行前に変更ファイル一覧を見せて。
    短く言う版
    今のブランチの変更をコミットしてプッシュして。メッセージは「ログイン画面追加」。
    📋 統合(マージ)— main に合流させる
    feature 枝を main に統合
    今のブランチ(feature/○○)の作業が終わったので、main ブランチに統合(マージ)してください。手順:①今のブランチを push ②main に切り替え ③マージ ④main を push。コンフリクトがあれば教えて、勝手に破壊的な操作はしないで。
    プルリクエスト(PR)を使う版(チーム向け・安全)
    GitHub 上で Pull Request を作る手順を教えて。今のブランチ feature/○○ から main への PR。マージは GitHub 上で確認してから行いたい。
    📋 ブランチ作成 — 新しい枝で作業開始
    新機能用ブランチ
    main から新しいブランチ feature/(機能名) を作って切り替えて。命名は feature/add-invoice-page の形式で。作成後、今のブランチ名を表示して。
    案件別ブランチ
    main を最新にしたあと、feature/sunforest-estimate ブランチを作って移動して。これから見積ページだけこの枝で直す。
    📋 取り消し・安全 — 間違えたとき
    プッシュ前なら
    まだ push していない。直前の commit だけ取り消したい。ファイルの中身は残したい。安全な方法でやって。
    main を直接触らないで
    main ブランチには直接 commit しないで。必ず feature/ ブランチを切ってから作業して。
    Cursor に頼むときのコツ ①「今開いているフォルダ」「今のブランチ」と書く   ②「実行前に変更一覧を見せて」と書く   ③「main を壊さないで」と書く   ④エラーが出たらスクショを貼る(第9章)

    方法B:コマンド(Cursor 内ターミナル)

    Cursor のメニュー 「Terminal」→「New Terminal」 で黒い画面を開き、以下を入力します。

    📺 画面イメージ:Cursor のターミナルで Git 操作
    Cursor — Terminal
    $ git status
    modified: app/page.tsx
    $ git add .
    $ git commit -m "ログイン画面を追加"
    1 file changed
    $ git push
    ✓ GitHub に送信完了
    # ① 今のブランチと変更を確認 git branch --show-current git status # ② 全部を「保存予定」に入れる git add . # ③ 変更内容に名前をつけて記録(日本語OK) git commit -m "ログイン画面を追加" # ④ GitHub(クラウド)に送る git push # ⑤ main に統合するとき(feature 枝の作業が終わってから) git checkout main git pull git merge feature/login-screen git push
    # Windows も同じコマンド(PowerShell / Cursor ターミナル) git branch --show-current git status git add . git commit -m "ログイン画面を追加" git push # main に統合 git checkout main git pull git merge feature/login-screen git push
    Windows の注意 初回は git config --global user.name "あなたの名前"git config --global user.email "メール" を1回だけ実行してください。
    Git 用語(覚えるのは5つ) Branch=作業の枝  |  Commit=変更を記録  |  Push=GitHub に送る  |  Pull=GitHub から取り込む  |  Merge=枝を main に統合
    第5章

    Python・JavaScript・Node.js とは?

    プログラムには「言語」があります。料理で言うと、和食・洋食・中華のような違いです。 全部覚える必要はありません。「どの言語がどこで使われているか」だけ把握すれば十分です。

    🐍 Python

    例え:丁寧な説明書付きの調理器具

    AI・データ分析・自動化スクリプトに強い。CaesarCopy では server/python/ フォルダで使っています(メール送信・見込み客ハントなど)。

    📜 JavaScript(ジャバスクリプト)

    例え:Web サイト専用の共通語

    ブラウザで動く画面(ボタン・フォーム・アニメーション)を作る言語。ファイル名は .js.tsx です。

    🟢 Node.js(ノードジェイエス)

    例え:JavaScript をサーバー側でも動かすエンジン

    Web サイトの「裏側処理」(API・データ取得)に使います。CaesarCopy の app/ フォルダは Next.js(Node.js ベース)です。

    言語主な用途このプロジェクトでの場所
    PythonAI連携・バッチ処理・メールserver/python/
    JavaScript / TypeScript画面・UIapp/ components/
    Node.jsWeb API・サーバーapp/api/
    Cursor への伝え方 「Python で」「Next.js の API で」と言えば、AI が正しいフォルダにコードを書いてくれます。言語名を意識するより、「何をしたいか」を日本語で伝える方が重要です。
    第6章

    プロジェクト名をつけた方がいい理由

    Cursor でフォルダを開くとき、わかりやすい名前をつけておくと、後から迷子になりません。

    良い名前の例

    ❌ 悪い例✅ 良い例理由
    新しいフォルダCaesarReach-2025何のプロジェクトか一目でわかる
    testNightOz-Phone-Dev製品名が入っている
    copysunforest-estimate-v2顧客名・バージョンがわかる

    名前をつけるメリット

    命名ルール(社内推奨) 顧客名-製品名-環境 例:sunforest-phone-prod / caesar-reach-staging
    第7章

    API キーの説明と取得方法

    API(エーピーアイ)は、サービス同士をつなぐ「合言葉(鍵)」です。 API キーはその合言葉の文字列で、他人に見せてはいけません

    💡 覚え方 API キー = 「ホテルのルームキー」。自分の部屋(サービス)だけ開けられる。

    まず押さえる5つの API(よく使う)

    サービス用途環境変数の例
    OpenAI ChatGPT 連携・AI 会話 OPENAI_API_KEY
    Supabase データベース NEXT_PUBLIC_SUPABASE_URL
    Google Cloud Sheets・カレンダー GOOGLE_CLIENT_ID
    ElevenLabs 音声合成(電話AI等) ELEVENLABS_API_KEY
    Stripe 決済・サブスク STRIPE_SECRET_KEY

    📂 他の API も見る(折りたたみ一覧)

    プロジェクトによって使う API は異なります。該当するカテゴリをタップ(クリック)して開いてください。

    🤖 AI・音声 API(6件)
    AI

    OpenAI(ChatGPT / GPT-4o)

    AI 会話・文章生成・コード生成
    取得:platform.openai.com/api-keys
    変数:OPENAI_API_KEY=sk-...
    AI

    Anthropic(Claude)

    長文分析・コードレビュー
    取得:console.anthropic.com
    変数:ANTHROPIC_API_KEY
    AI

    Google Gemini

    マルチモーダル AI(画像+テキスト)
    取得:aistudio.google.com/apikey
    変数:GOOGLE_AI_API_KEY
    音声

    ElevenLabs

    自然な日本語音声合成(Night Oz 電話AI)
    取得:elevenlabs.io → Profile → API Key
    変数:ELEVENLABS_API_KEY
    音声

    Deepgram

    音声認識 STT(電話の文字起こし)
    取得:console.deepgram.com
    変数:DEEPGRAM_API_KEY
    音声

    Whisper(OpenAI)

    音声ファイルの文字起こし
    OpenAI と同じキーで利用可能
    変数:OPENAI_API_KEY(共通)
    🗄 データベース・ストレージ API(4件)
    DB

    Supabase

    PostgreSQL データベース・認証・ファイル保存
    取得:Supabase → Settings → API
    変数:NEXT_PUBLIC_SUPABASE_URL NEXT_PUBLIC_SUPABASE_ANON_KEY
    DB

    Firebase

    Google 製リアルタイム DB・認証
    取得:console.firebase.google.com
    変数:FIREBASE_API_KEY
    Storage

    AWS S3

    大容量ファイル・画像・動画の保存
    取得:aws.amazon.com → IAM
    変数:AWS_ACCESS_KEY_ID AWS_SECRET_ACCESS_KEY
    Storage

    Cloudflare R2

    S3 互換の低コストストレージ
    取得:dash.cloudflare.com
    変数:R2_ACCESS_KEY_ID
    💳 決済・メール・SMS API(5件)
    決済

    Stripe

    クレジットカード決済・月額サブスク
    取得:dashboard.stripe.com/apikeys
    変数:STRIPE_SECRET_KEY NEXT_PUBLIC_STRIPE_PUBLISHABLE_KEY
    メール

    SendGrid

    大量メール送信(Caesar Reach 等)
    取得:app.sendgrid.com → Settings → API Keys
    変数:SENDGRID_API_KEY
    メール

    Resend

    開発者向けシンプルメール API
    取得:resend.com/api-keys
    変数:RESEND_API_KEY
    SMS

    Twilio

    SMS 送信・電話(Night Oz 将来移行)
    取得:console.twilio.com
    変数:TWILIO_ACCOUNT_SID TWILIO_AUTH_TOKEN
    通知

    LINE Messaging API

    LINE 公式アカウントから通知
    取得:developers.line.biz
    変数:LINE_CHANNEL_ACCESS_TOKEN
    📊 Google 連携 API(4件)
    Google

    Google Sheets API

    スプレッドシート読み書き(営業管理・Caesar Reach)
    取得:console.cloud.google.com → 認証情報
    変数:GOOGLE_CLIENT_ID GOOGLE_CLIENT_SECRET
    Google

    Google Calendar API

    予約・出勤管理(Night Oz 等)
    同上(Google Cloud Console)
    変数:OAuth 認証情報を使用
    Google

    Gmail API

    メール送受信・返信検知
    取得:Google Cloud Console → Gmail API を有効化
    変数:OAuth またはサービスアカウント
    Google

    Google Maps API

    地図表示・住所検索
    取得:Google Cloud Console → Maps API
    変数:NEXT_PUBLIC_GOOGLE_MAPS_API_KEY
    ☁️ デプロイ・インフラ API(4件)
    Deploy

    Vercel

    Web アプリの公開・ホスティング
    GitHub 連携が基本。環境変数は Vercel Dashboard → Settings
    変数:各 API キーを Environment Variables に登録
    Deploy

    Render

    Python サーバー等の常時起動
    取得:render.com
    変数:Dashboard → Environment
    CDN

    Cloudflare

    ドメイン・SSL・DDoS 防御
    取得:dash.cloudflare.com
    変数:CLOUDFLARE_API_TOKEN
    Cron

    Vercel Cron / n8n

    定期実行(毎朝メール送信・データ更新)
    Vercel:CRON_SECRET / n8n:セルフホスト or クラウド
    🔐 認証・SNS・その他 API(5件)
    認証

    Auth0 / Clerk

    ログイン・会員管理を簡単に実装
    Auth0:auth0.com / Clerk:clerk.com
    SNS

    Slack API

    社内通知・エラーアラート
    取得:api.slack.com/apps
    変数:SLACK_BOT_TOKEN
    SNS

    Instagram / Meta API

    SNS 連携・リール解析
    電話

    IVRy

    日本製電話自動応答(Night Oz 現行)
    取得:IVRy 管理画面 → Webhook URL 設定
    監視

    Sentry

    本番エラーの自動検知・通知
    取得:sentry.io
    変数:SENTRY_DSN
    📺 画面イメージ:.env.local に API キーを書く
    Cursor — .env.local
    # ⚠️ このファイルは GitHub に上げない OPENAI_API_KEY=sk-•••••••••••• NEXT_PUBLIC_SUPABASE_URL=https://xxx.supabase.co NEXT_PUBLIC_SUPABASE_ANON_KEY=eyJ•••••••• ELEVENLABS_API_KEY=•••••••• STRIPE_SECRET_KEY=sk_live_••••

    設定の基本ルール

    1. キーは .env.local に書く(コードに直接書かない)
      OPENAI_API_KEY=sk-xxxxxxxxxxxxxxxx NEXT_PUBLIC_SUPABASE_URL=https://xxx.supabase.co
    2. .env.local は GitHub に上げない
      通常 .gitignore に含まれているので自動で除外されます。万が一 push した場合は、すぐキーを再発行(ローテーション)してください。
    3. 本番(Vercel)にも同じキーを Environment Variables で登録
      ローカルと本番で別キーを使うと管理が楽です(本番用・開発用を分ける)。
    ⚠️ 絶対 NG API キーを ChatGPT の会話・スクリーンショット・Slack に貼らない。貼る必要がある場合は末尾4文字だけマスク(例:sk-...xxxx)。
    第8章

    作るものの計画 — 3社長会議・100点精査・フェーズ分割

    いきなり Cursor で作り始めると、途中で方向がブレます。
    社長推奨の流れ:①ブループリント → ②3社長会議 → ③100点精査 → ④フェーズ分割 → ⑤Cursor で実装

    コピペ用プロンプト 下の例文はそのまま使えます。ワンクリックコピー版 → 「Cursorで何ができるか」付録プロンプト集
    📺 全体の流れ(5ステップ)
    ①ブループリント
    ②3社長会議
    ③100点精査
    ④フェーズ分割
    ⑤Cursor実装

    Step 1:ChatGPT にブループリントを渡す

    作りたいものの概要・参考 URL・競合サービスを ChatGPT に貼り付け、次のプロンプトを使います。

    📋 コピーして使えるプロンプト(全体フェーズ)
    以下の要件で Web アプリを作ります。

    【要件】
    (ここに作りたいものを日本語で書く。例:整骨院向けの予約管理システム)

    【参考】
    (競合 URL や既存の資料があれば貼る)

    以下を出力してください:
    1. 全体アーキテクチャ(図解テキストで)
    2. フェーズ1〜5に分けた開発計画(各フェーズの成果物・期間目安)
    3. 各フェーズで必要な API・外部サービス一覧
    4. リスクと対策
    5. 反論目線:この計画の弱点・失敗パターン・代替案を3つ以上

    Step 2:3社の社長で会議させる(AI シミュレーション)

    作りたい会社・サービスの内容を、性格の違う3人の社長にレビューさせます。 1人だけだと甘い評価になりがちなので、3人で議論させるのがポイントです。

    👔
    社長 A
    保守派・リスク重視
    「本当に儲かるのか? 失敗したときの撤退ラインは?」
    🚀
    社長 B
    成長派・スケール重視
    「競合より何が10倍優れている? 1,000社まで拡張できるか?」
    🔧
    社長 C
    現場派・使いやすさ重視
    「現場の店長が本当に使えるか? サポート電話が増えないか?」
    3社長会議と100点チェック
    📋 3社長会議プロンプト(コピペ用)
    以下の事業計画について、3人の社長が会議室で討論する形式でレビューしてください。

    【事業計画】
    (Step 1 で出したブループリントをここに貼る)

    【3人の社長の設定】
    - 社長A(保守派):リスク・コスト・撤退基準を厳しく見る
    - 社長B(成長派):市場規模・競合優位・スケールを厳しく見る
    - 社長C(現場派):現場の使いやすさ・サポート負荷を厳しく見る

    【出力形式】
    1. 3人の発言を交互に(最低3往復ずつ)
    2. 合意点と対立点をまとめる
    3. 会議の結論:「Go(進める)」か「No-Go(止める)」か「条件付きGo」か
    4. No-Go または条件付きGo の場合、満たすべき条件リストを出す

    Step 3:100点満点で精査させる

    会議のあと、計画を100点満点の採点表で評価させます。 80点未満なら Cursor で作り始めないのが安全です。

    72 / 100
    例:条件付きGo — 改善後に再採点
    市場ニーズ(20点)14 / 20
    技術実現性(20点)16 / 20
    収益モデル(20点)12 / 20
    現場の使いやすさ(20点)15 / 20
    リスク管理(20点)15 / 20
    📋 100点満点精査プロンプト(コピペ用)
    以下の事業計画を100点満点で採点してください。

    【事業計画】
    (ブループリント + 3社長会議の結論を貼る)

    【採点基準】各20点満点 × 5項目 = 合計100点
    1. 市場ニーズ — 本当に困っている人がいるか
    2. 技術実現性 — Cursor + 既存 API で作れるか
    3. 収益モデル — 月額・初期費用で儲かるか
    4. 現場の使いやすさ — 非エンジニアが使えるか
    5. リスク管理 — 個人情報・法務・撤退ライン

    【出力形式】
    - 各項目の点数と減点理由
    - 合計点と判定(80点以上=Go / 60〜79=条件付きGo / 59以下=No-Go)
    - 80点に到達するために必要な改善案を優先順位付きで
    - 甘い見積もり・楽観バイアスがあれば指摘
    - 反論目線:「この計画が失敗するシナリオ」を3つ
    📋 反論・批判プロンプト(追加で必ず実行)
    上記の計画について、以下の立場で批判的にレビューしてください:
    - 投資家(ROI が本当に出るか?)
    - 現場の店長(本当に使えるか?操作は簡単か?)
    - エンジニア(技術的に無理な部分はないか?)
    - 法務(個人情報・契約上の問題は?)

    各立場から「止めるべき理由」を3つずつ。甘い見積もりがあれば指摘してください。
    80点未満のとき Cursor で作り始めないでください。改善案を ChatGPT に渡して再採点し、80点以上になってから Step 4 へ進みます。

    Step 4:フェーズに分けて Cursor で実装

    1. 80点以上になったら、フェーズ1だけ Cursor に指示
      ChatGPT が出したフェーズ1の内容をそのまま Cursor チャットに貼る。
      例:「フェーズ1:ログイン画面と Supabase 認証だけ実装して。他は触らないで。」
    2. 動作確認 → GitHub に push → 次フェーズへ
      1フェーズずつ GitHub に push。動いたら次へ。一度に全部やるとエラーが増えます。
    3. フェーズ完了ごとに ChatGPT で振り返り
      「フェーズ1が完了しました。100点採点で現状を評価し、フェーズ2に進む前の見落としがないか確認して」
    📺 開発フェーズのイメージ
    Phase 1
    ログイン
    Phase 2
    一覧画面
    Phase 3
    API連携
    Phase 4
    本番公開
    第9章

    エラーが出たとき — スクショを Cursor に貼る

    エラーは誰でも出ます。大切なのは 「エラー画面をそのまま AI に見せる」ことです。 説明が下手でも、スクショ1枚で9割解決します。

    スクショの撮り方

    画面全体Command + Shift + 3
    選択範囲だけCommand + Shift + 4 → ドラッグ
    ウィンドウだけCommand + Shift + 4 → スペースキー → クリック

    デスクトップに PNG ファイルが保存されます。

    画面全体Windows + PrintScreen(画像フォルダに保存)
    範囲選択(おすすめ)Windows + Shift + S → 範囲を選ぶ → クリップボードにコピー
    Snipping Toolスタートメニューで「切り取りとスケッチ」を検索

    Cursor チャットへの貼り付け方

    1. エラーが出ている画面をスクショ
      赤文字のエラーメッセージと、その上下のコードが写るように撮ってください。
    2. Cursor の AI チャットを開く
      右側のチャット欄、または Cmd + L(Mac)/ Ctrl + L(Windows)で開きます。
    3. 画像を貼り付け
      Mac:チャット欄をクリック → Command + V
      Windows:チャット欄をクリック → Ctrl + V または 画像をドラッグ&ドロップ
      または入力欄の 📎(クリップ)アイコン から画像を選びます。
    4. こう書いて送る(コピペ OK)
      エラー報告テンプレート
      このエラーが出ました。原因と修正方法を教えてください。

      【やろうとしていたこと】例:ログイン画面を開いた
      【期待した結果】例:ログイン画面が表示される
      【実際の結果】例:真っ白な画面 / 赤いエラー
      【スクショ】添付画像を参照

      修正後、どこを確認すれば成功かも教えてください。
    📺 画面イメージ:スクショを Cursor チャットに貼る
    エラー画面をCursorに貼る手順
    Cursor — AI Chat
    Error: Module not found: Can't resolve '@/components/Login'
    📷 スクリーンショット.png(添付済み)
    このエラーが出ました。原因と修正方法を教えてください。
    やろうとしていたこと:ログイン画面を開いた
    送信 ↑

    エラー対応の注意点

    ⚠️ やってはいけないこと エラーを無視して「とりあえず push する」→ 本番が壊れます。
    エラー画面を Slack に貼るとき、API キーやパスワードが写っていないか必ず確認してください。

    まとめ

    覚えておく6つのポイント

    1. Cursor … AI 付きの開発ツール。日本語で指示する
    2. Supabase … データの金庫。キーは .env.local
    3. Vercel … 作ったものを公開。会社利用は Pro 推奨
    4. GitHub … 変更履歴の保存。Desktop アプリが初心者向け
    5. 計画 … 3社長会議 → 100点精査 → 80点以上で Cursor 開始
    6. エラー … スクショを Cursor に貼れば、だいたい直る

    わからないことがあれば、担当者に「第○章の○○がわからない」と章番号で聞いてください。